今回の「泉山日録」で私の担当も最後となりました。これまで有田町や有田焼の歴史、町に関する情報などを正確にお伝えできたか、聊か心もとないのですが、町内外の皆様から読後の感想をメールなどでお聞かせいただき、感謝申し上げます。
思い返しますと、昭和53年4月、その年の10月に開館するという有田町歴史民俗資料館に臨時職員として奉職以来、途中7年間完全にリタイアした時期もあって、また定年後3年間の勤務を含めると35年間の長きにわたって有田町にお世話になりましたが、3月末日で有田町歴史民俗資料館を退任することになりました。
この間、多くの先達、先輩方に教えを乞いながら今日まで何とかつとめを果たすことができたかなと思っております。改めて、有田町、有田焼があったおかげで、わたくしの人生は本当に豊かなものであったと心から感謝いたしております。
4月以降は新たな人生のスタートです。すでに余生の時間に入っていますが、これからは家族や友人たちと楽しい日々を過ごせたらと思っています。どうぞ、皆様もお元気で。
(尾)H31.3.25