7月に入ってようやく梅雨らしい天気になってきました。湿度は博物館美術館には大敵なのですが、やはり6月に雨が降らないのは何となく季節が巡ってない気持ちになりますね。とはいえ、少しずつ降ってくれればよいのですが、いっぺんに振ると豪雨の被害が心配です。九州南部が心配ですが、九州北部も予断は許さないとのことで、気象庁も命を守るように早めの避難を促しています。
ということでここ数回は令和元年度新寄贈品を紹介していましたが、豪雨の注意喚起ともかねて、過去の水害の写真を紹介したいと思います。
佐賀県の歴史的な水害といえば、昭和23年、43年の水害があまりに有名ですが、平成の初めにも大きな被害をもたらしたものがありました。平成2年7月2日の豪雨です。
南川良橋より有田川を望む |
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広報ありた8月号、広報にしありた8月号によると、7月2日前日から激しさを増した雨は午前4時からの最大降雨量が69ミリに達し、幸いにも人的被害は出なかったものの、国見有料道路や境野の町道は法面が崩壊、町内各地にて土砂崩れや浸水の被害が出ました。広報では水害の際は地元消防団が活躍し、被害を最小限に食い止めたことを紹介するとともに、住民の皆さんに、いざというときは地域住民が協力すること、災害の備えをしておくこと、いざというときのための安全ルートの確認をお願いしています。
万が一の時は、早めの非難をお願いします。(永)R1.7.3