新寄贈品（シカゴ万国博覧会関連資料）を紹介しているところでした。続きを紹介しようと文書を読んでいたら、あまりに薄い部分が出て読めなくなってしまったので、いったん保留し、現在の技術による画像補正をしているところです。画像加工を終えて読めるようになったらまた紹介を続けたいと思います。

さて8月末から9月末までブログを失礼してしまいました。8月豪雨ですこしばかり被災したり、予定していた家族旅行に出かけたら、台風15号による東京の混乱に巻き込まれつつもギリギリ回避したりと、なかなかプライベートが波乱万丈でした。

そんななか、（宮）のブログで紹介したように、ICCROM一行のご案内をしたり、中学生が職場体験にやってきたり、そのほかにも色んな学校や団体の展示解説を行ったりと資料館はいつも通り、いやいつも以上に活発に活動を行っておりました。今週はまた台風が近づいていますが、各所に被害が出ないことを祈っております。

というところで、今年もそろそろ企画展の時期がやってまいりました。令和元年の企画展は、その名も「わがまちアリタの平成史」展。11月9日から開催いたします。

ものすごく悩んだ割には、タイトルは無難なものになりました。余談ですが先日資料館に撮影に来られた雑誌社のカメラマンさんとライターさんが、有田焼について書かれた原稿を校正してほしいとメールされ、文章を拝見させていただいたのですが、キャッチフレーズがとても秀逸で「プロはすごいな…」と感じ入った次第です。

今年しかできないであろう平成の展示ですが、時代が新しすぎて中々難しいことも多いのが実情です。ですが、お子さんや若い方は自分の生まれたころの様子を知り、年配の方は懐かしさを感じていただければと思っています。（永）R1.10.2