本日12月24日はクリスマス・イブということで、今回のブログはクリスマスらしい有田の話題をお届けしようと思います。
現在、有田町内では「有田×サンタプロジェクト2019」の一環で、黒牟田・応法地区の窯元の煙突にサンタさんがついていたりします。今年で8年目となる「有田×サンタプロジェクト」は、窯元の煙突が立ち並ぶ有田ならではの風景を活かそうと、若手窯業関係者によるグループの発案で始まったそうです。今年は11月2日からサンタさんが登場し、19か所の煙突に合計25人のサンタさんがいるそうです。11月2日の点灯式では、世界各国のグリーンランド国際サンタクロース協会の公認サンタクロース10名がスペシャルゲストとして登場し、会場は大いに盛り上がったそうです。
いろんなところから入ろうとしています
実は、サンタさんが登る19か所の煙突の一つが、町指定の文化財なんです。それが、「応法猪子谷(ちょこだん)単室窯跡」です。
煙突ではなく梯子を登っています
この窯跡は、明治から大正時代ごろに築かれた倒焔式単室陶磁器焼成窯です。窯本体と高さ12mほどの煙突で構成されています。窯本体には、東西各3か所の焚口と、北側に2か所の出入り口が設けられています。当初は薪を燃料としていましたが、途中から石炭に代わったと言われています。
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応法猪子谷(ちょこだん)単室窯跡の煙突 |
一見結びつきそうにない文化財とサンタさんがコラボレーションしているこの企画ですが、明日25日までとなっております。日没後はライトアップもしているそうなので、仕事中のサンタさんを探しに行くのも良いかもしれません。日中に見に行かれる場合は、ぜひ応法猪子谷(ちょこだん)単室窯跡もチェックしてみてください。
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青い看板が目印です |
今年も早いもので、今回のブログが私の今年最後のブログとなります。今年も、当館ブログ「泉山日録」をご愛読いただきありがとうございました。来年1月からは、展示替えをした当館の常設展示のご紹介をしていきたいと思います。来年も当館、そしてこの「泉山日録」をよろしくお願い申し上げます。それでは、皆様よいお年をお迎えください。(宮)R1.12.24