先日の2月15日(土曜日)に有田町公民館と共催で今年度の「町屋で昔話を聞く会」を開催しました。今回も町内で読み聞かせのボランティア活動を行っている「ひこうせん」の皆さんにお願いしました。
有田町には国の選定を受けた「有田内山重要伝統的建造物群保存地区」があり、毎年、数軒の建物を修理保存しています。今回の会場は、昨年と同様に平成30年12月25日に国の重要文化財に指定された「旧田代家西洋館」で会が開催されました。この会は、有田町公民館事業の「キッズ・チャレンジ」に参加している子どもたちを対象に行っており、第1回目は平成17年に始まり、今回で12回目になります。
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昔話を聞き入る子どもたち |
まず初めに、今回の会場となった旧田代家西洋館について、文化財課職員から説明をうけ、昔話が始まりました。今回の題材は、「有田偉人ものがたり その一 李参平」と「有田偉人ものがたり その二 江越礼太」(編集:社団法人 陶都有田青年会議所、絵:金ヶ江美里)でした。参加した子どもたちはもちろん、付添の方や私たちも、ひこうせんの皆さんのお話に引き込まれてしまいました。昔話が終わった後は、お話の中に出てくる「陶祖李参平碑」や「江越如心之碑」がある陶山神社の見学および文化財課職員の説明を聞きました。
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陶山神社にて解説中 |
(伊)R2.2.20