さて、もう一件の秋圃作品を紹介します。一対の天袋絵になります。裏表に描かれているので、二種の対になった絵を見ることができます。
(表面の写真)
(裏面の写真)
便宜上、表面、裏面と表記しましたが、どちらが表でどちらが裏としてよいのかよくわかりません。残念ながら絵画に関しては門外漢なのですが、昨年太宰府市より斎藤秋圃の調査に来られた際にお見せしたところ、絵具に特色があるような話を伺いました。
そのほか実は秋圃以外の作の額絵や襖絵などもご寄贈いただきましたが、今のところ作者がさっぱり分かりませんので、もう少し調査したいと思います。
しかしながら、私に美術的センスが皆無にも関わらず、最近、館には美術的な資料をご寄贈頂くことが多い気がしています。有田は焼き物の町ですが、有田焼には当然のごとく美しい絵が描かれているわけで、その芸術性は現代にも引き継がれています。
いずれは有田の絵師、有田を訪れた絵師などを紹介できればなあ、と思っていますが、いったいいつになることやら…。(永)R2.8.19