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今日から復帰します!

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あまりにも多忙で、ずいぶん長いことご無沙汰しておりました。(村)です。いよいよ新年度がスタートしましたので、今度こそ心を入れかえて、ブログの更新に努めたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

ところで、普段勤務している有田町出土文化財管理センターは、その名のとおり有田町で発掘調査した資料を保管している施設です。現在、すでに収蔵用コンテナ1万数千箱ほども出土遺物があるため、建物の中はあちこちコンテナだらけです。そうすると、当然、別に見るつもりはなくても、日々いろんな遺物が目にとまります。ということで、本日は、そういう最近目にした出土遺物の紹介です。

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図の遺物は、中樽一丁目遺跡という磁器生産の工房跡で出土したものの一つです。青磁の陰刻文中皿ですが、内面は青磁釉、透明釉、瑠璃釉、銹釉が使い分けられています。蛇ノ目高台になっており、1640年代頃の製品と推測されますが、焼成の際に体部はへたって垂れ下がっており、完成品として遺跡内に持ち込まれたものとは考えられません。この製品は、中樽一丁目遺跡に近接する山小屋窯跡の製品と推測されますが、おそらく、山小屋窯跡の操業当時、この中樽一丁目遺跡の地点に関連する工房の一つが所在していたものと考えられます。そのため、中樽一丁目遺跡では、ほかにも比較的多く、山小屋窯跡と推測される製品が出土しています。(村)H28.4.8

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