先週、九州・熊本県を中心に襲った大地震の被害にあわれた皆様に心よりお見舞い申し上げます。各地から佐賀の私どもにも心配いただいたのですが、幸いなことに、当館及び美術館は大きな被害もなく安堵している所です。でも熊本城をはじめ、多くの文化財が被害を受けているようで心が痛みます。
実は2005年3月に起った福岡西方沖地震の折には、当館に展示している登り窯の模型のミニチュア焼物が総崩れしていました。町中の焼物屋さんの焼物にも被害が出たことを覚えています。今回も夜中の地震でしたので朝の出勤時は心配しながらでしたが、幸いなことに異常ありませんでした。
日曜日は熊本(と言っても福岡県寄りですが)に住む友人宅を食料持参で訪問しました。家族が逃げる際に怪我をしたということでしたが、いのちに別条はなく、でも、夜は揺れが怖いので車中で寝ているということでした。高速道路も一部区間が通行止めで交通渋滞になっているかと思い、通い慣れている有明海沿岸道路を通っていきましたが、思いのほかスムーズに往復できました。
未だ、地震が頻発しているようですが、これ以上、被害が大きくならないことを、そして住民の皆様にとっての日常が一日も早く戻ることを祈るばかりです。(尾)H28.4.19