今年に入って2月2日付けの泉山日録で紹介した「山王祭」・通称さんのんさんが5月22日(日曜日)に開催されました。12年に一度の祭りですが、今年は特に有田焼創業400年と同じ年に開催されるとあって、上幸平・中樽地区の皆様の意気込みはさらに高まっていました。
祭り当日は朝から青空が広がり、五月晴れながら夏を思わせる陽気となりましたが、稚児行列の赤ちゃんから黒髪会のお年を召した女性たちまで、それぞれ役割を担いながら祭りを盛り上げていらっしゃいました。実はこの祭り、以前にも書きましたように昭和7年の開催までしか遡ることができませんし、それ以前の資料も祭りの起源や謂れなどもよくわかりません。まさに口伝という形でこれまでこの両区の皆さんが伝えてきたものです。
ただ、昨今は秋のおくんちもそうですが、経費がかかりすぎるとか、仕事が忙しい中に踊りの練習に時間が取られるなどの意見がある一方、祭りの準備段階から当日、そしてその後まで、老若男女すべて住民の皆様が何らかの出番、担当をすることで地域住民のコミュニティー力が高まっていくのも、祭りの効能の一つではないかと思います。
岩尾総区長さんはじめ、松本祭礼委員長さんや両区民の皆様、本当にお疲れさまでした。次は平成40年、2028年です!それまで頑張ってください(斯くいう私は古希を過ぎていると思うと、チト心細いですが)。 (尾)H28.5.24