6月21日付けの「泉山日録」で、有田のご当地ソングを紹介しましたが、過日、上幸平出身で現在は埼玉県在住の松本庄一郎さんが6月に開催された同窓会で帰省された折に、歌詞を自作した「李参平の歌」のカセットテープを持参されました。すでにカセットテープ自体、再生することが難しくなってきましたので、早速、IC機器に手馴れた職員にDVDに移してもらいました。
一節を紹介しますと次のような詞です。
有田皿山 泉山
白き石 探し求めて
今日も行く 異国の山河
銀杏(いちょう)の葉 風に散るころ
心の思い 心の思い
石碑(いしぶみ)に彫る
歌詞は4番まであります。作曲は松本さんの友人・金聖泰さんで、フォークソング世代である(尾)には、とても聴きやすく優しい歌でした。松本さんは「松本庄之助伝」や「有田陶業側面史」などの著者であった故松本源次さんのご長男です。武雄高校卒業後、京都大学に進学され、それ以降は有田に戻ることなく活躍して来られましたが、お父様の血筋でしょうか、ふるさと有田に対する思いは強くお持ちのようで、この歌を作ったとのこと。
今年のおくんちの当番町は第3区ですが、あるグループではこの歌で所望踊りを振り付けて踊る計画が進んでいるとのこと。今から楽しみです。
また、歌をお聞きになりたい方は当館までご一報ください。 (尾)H28.7.5