新しい年が始まりました。先週4日から仕事始めでしたが、この「泉山日録」で（尾）の担当日は火曜日。これが平成29年の第1回目となります。さて、皆様はこの年末年始の休暇をどのようにお過ごしだったでしょうか？休みなんてなかったという方もいらっしゃるかもしれませんが、一応主婦の身である（尾）は家事に追われる日々でもありました（普段は如何に手抜きであるかがばれてしまいますが）。そしてまた最近は恒例となった箱根駅伝観戦も。いやー、今年も母校は強かった！同僚に早稲田出身者がいますが、これまた新年の挨拶は「やっぱり実力かな？」と先輩面して自分のことのように自慢してしまった（尾）です。素晴らしい後輩たちの頑張りに負けないよう、今年も頑張ろうと思います。

ところで、先日、短歌結社「ひのくに」より平成29年新年号を送っていただきました。この結社では大正11年（1922）7月1日、「火の国」という歌誌を有田町1687番地の発行所から創刊されました。今から95年前になります（館報「季刊 皿山」No.,96参照）。今月号（第981号）には有田町の松尾邦代さんが次の歌を詠んでいらっしゃいました。
「リメイクの外観あお美し異人館 商談せし間の玻璃電飾も」
きっと、昨年開催した異人館のお披露目会にお越しいただき、見学された中で詠んでいただいた歌なのでしょう。お披露目会の折には、深川製磁本社前で絵筆を執って異人館をスケッチされていた町内の方もいらっしゃいました。ちょっと覗かせていただきましたが、とても素敵な水彩画でした。多くの方々に愛される文化財としてこれからも異人館が在り続けてほしいと願っています。

現在、資料館の玄関にはいつもお花を活けていただいている百田さんが、年末に京都から里帰りされたお嬢様の恭子さんと一緒に活けていただいたお花が飾られています。いつもありがとうございます。そして、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。（尾）H29.1.10

新年を迎えた有田町歴史民俗資料館の玄関