当町の汚水処理事業は、地域の特性に即して「公共下水道事業・農業集落排水事業・浄化槽整備推進事業」の3事業で整備を進めています。
旧有田町の中心市街地については、公共下水道事業で整備を行っております。
平成14年度の供用開始から20年を経過し、公共下水道への接続も順調に増えており、終末処理場施設である「有田町公共下水道水質浄化センター」への流入汚水量も年々増加傾向にあります。
特に、ゴールデンウィークに開催される有田陶器市期間中は、観光人口の影響を受けやすく、瞬間的に大量の汚水が流れ込むため、回分式活性汚泥法による水処理工程に影響が出かねない状況です。
このため、施設の処理能力を強化するため、水処理設備(流量調整槽)および汚泥処理設備(濃縮汚泥貯留槽)の増設工事ならびに災害発生時(地震・風水害等)の停電対策として、電気計装設備(自家発電施設)の新設工事を行います。
工事にあたり、社会資本整備総合交付金を活用しており、社会資本総合整備計画を策定し、交付金要綱により事前評価を行っています。