議決機関と執行機関
議会は、議決機関とも呼ばれ、町の条例や予算、重要な行政の仕事、町長が提案した案件に対して賛成か反対かの意思決定をすることが最も重要な責任と言えます。
また、町長を始めとする町の職員などの執行機関は、議会の決定に沿って仕事を進めることになります。そこで、両者の関係は町政の両輪とも言われています。
議員
議員は、町民の選挙によって選ばれ、町民のみなさんの代表として議会を構成し、議会活動を通じて町民の方々のさまざまな意見やお願いを聞き、町としての意思を形成する役目を果たします。
有田町の議員は、16人が町民の代表として選ばれます。
議長と副議長
議長・副議長は、議員の中から議会の選挙で選ばれます。
議長は、議会の活動や運営の中心となり、円滑に進むように務めます。また、いろいろな行事や会議などに出席し、議会の代表として活動します。
副議長は、議長に事故があるときまたは議長が欠けたときに議長の職務を行います。また、議長とともに、いろいろな行事や会議などに出席し、活動します。
定例会と臨時会
議会には定期的に開かれる「定例会」と必要に応じて開かれる「臨時会」があり、いずれも町長が招集します。定例会は年4回(3月、6月、9月、12月)開かれ、町政の方針や条例、予算などの事項について審議します。臨時会は必要がある場合に開かれ、特定の事件に限り、これを審議します。
本会議
本会議は、議員全員で構成される議会の最高の会議です。
議会としての権限、能力は本会議に認められるもので、法律上要求される議会の議決、同意、決定、承認、採択等は、この本議会で行わなければ、法的な効力はありません。議会のすべてのことは、この会議で最終的に決められます。
委員会
町政は、福祉・介護・教育・商工・建設などいろいろな分野にわたっています。議員は、より詳しく審査や調査をするために3つの常任委員会に分かれて活動します。
このほか、議会の運営が円滑に行われるよう、会期日程や議案、請願・陳情について協議する議会運営委員会があります。
また、必要がある場合に特定の事件を審査、調査するために特別委員会が設置されます。