2004 年2月9日、有田町とマイセン市は姉妹都市提携25 周年をむかえた。9月21日から29日まで、篠原町長を団長とする訪問団53 人がマイセン市を訪れ、マイセン市最大のイベント「ワイン祭り」に合わせて、25周年記念事業が行われた。

　訪問団の滞在期間中、マイセン市内に日本文化や有田町を紹介する「有田カルチャーホール」をオープン。ろくろや絵付けの実演や太鼓の披露、書道、日本画、折り紙などの実演を行なった。また有田焼のカップを使った有田焼カフェを設置。マイセン市民に有田焼を身近にふれてもらい、くつろいでもらった。このほか有田町を紹介した写真パネル展を行い、カルチャーホールには連日たくさんのお客さんが詰めかけ、地元の人たちに有田を広くPRした。

　また、マイセン博物館の外壁には25周年を記念して有田の窯元が作った有田焼陶板を設置し、有田とマイセンの今後変わらない友好関係を誓い合った。

　記念事業の中でも特に大きなイベントだったのは、ワイン祭りでの有田町民とマイセン市民による混成「皿踊り隊」のパレードだった。そろいの法被や着物姿で、5万人の観衆が埋め尽くす沿道約2キロをねり歩き、観衆からは大きな拍手を受けていた。訪問団の中には5年前の20周年記念の際にも参加した人もいて、マイセン市民との再会を喜び、友情の輪が大きく広がった。

ドイツ有田陶芸展

　姉妹都市25周年記念事業の一つとして「ドイツ有田陶芸展」を開催。有田陶芸協会のメンバーが作品102点を出品展示し、下記の日程で展示会が開催された。地元ではたいへん好評で、当初予定になかったゲーテ博物館でも展示会が行われた。