熱中症を予防しよう
熱中症は、屋内、屋外を問わず発生しますので、十分注意してください。
熱中症予防のポイント
1.こまめに水分を補給しましょう!
軽い脱水状態では、のどの渇きはほとんど感じません。のどの渇きを感じなくても、こまめな水分補給を行うことが大切です。
外出や運動、食事の前後、寝る前など意識して水分をとるようにしましょう。
※アルコールは利尿作用がありますので、体内の水分を奪い、脱水症状を引き起こしやすくなります。
2.暑さを避けましょう!
外出の際は、日傘や帽子を着用したり、こまめな休憩を取るなど十分に注意しましょう。
屋内でも熱中症になる場合があります。こまめな換気を行うなど室温を上げにくくしましょう。
特に、暑いときや湿度が高くて不快なときには、決して無理をせず、適度にエアコンや扇風機などを使用しましょう。
3.体調に注意しましょう!
日頃から自分の体調の変化に気をつけ、自分の体調に応じて無理しないようにしましょう。
4.服装を工夫しましょう!
通気性に優れた素材の服や下着を着ましょう。
汗をそのままにしておくと、汗の発散が悪くなり体温が上がるため、こまめに汗を拭き、下着などを着替えるようにしましょう。
熱中症の症状
1度(軽症):めまい、立ちくらみ、生あくび、大量の発汗、筋肉痛、筋肉の硬直
2度(中等度⇒医療機関へ):頭痛、嘔吐、倦怠感、虚脱感、集中力や判断力の低下
3度(重症⇒入院加療):意識障害、けいれん発作、肝機能障害、腎機能障害など
熱中症を疑ったときは何をするべきか
(1)涼しい環境への避難
風通しのよい日陰や、できればクーラーが効いている室内等に避難させましょう。
ただし、重症など急を要する場合は、救護作業を優先しましょう。
(2)脱衣と冷却
衣服を緩め、うちわや扇風機で扇いだり(可能であれば皮膚を濡らして)氷やアイスパックなどで冷やしましょう。
(3)水分・塩分の補給
応答が明瞭で、意識がはっきりしているなら、冷やした水分を持たせて、自分で飲んでもらいます。
冷たい飲み物は経口補水液やスポーツドリンク等が最適です。
食塩水【水1ℓに1~2g(ティースプーン半分)の食塩】も有効です。
(4)医療機関へ
自力で水分の摂取ができないときは、緊急で医療機関に搬送することが最優先の対処法です。