令和7年8月16日、福岡県内にて麻しん(はしか)の患者が発生しました。
麻しんについて
麻しんは、麻しんウイルスによって引き起こされる感染症で、「はしか」とも呼ばれています。
麻しんウイルスの感染経路は、空気感染、飛沫感染、接触感染でヒトからヒトへ感染が伝播し、その感染は非常に強く、免疫を持っていない人が感染するとほぼ100%発症すると言われています。
麻しんの症状について
麻しんに感染すると約10日~12日後に発熱や咳、鼻水といった風邪のような症状が現れます。2~3日熱が続いた後、39度以上の高熱と発疹が出現します。肺炎、中耳炎を合併しやすく、患者1,000人に1人の割合で脳炎が発症すると言われています。
感染予防について
麻しんは予防接種(ワクチン)で防ぐことができ、最も有効な予防方法です。麻しんは感染力が強く、空気感染もするので、手洗い、マスクのみでは予防はできません。
麻しんの定期の予防接種(第1期:1歳、第2期:小学生入学前)がまだの方は早めに予防接種を受けましょう。
なお、ワクチン1回接種による免疫獲得率は、93~95%以上、2回接種による免疫獲得率は、97~99%以上とされています。
関連リンク
佐賀県ホームページ
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厚生労働省ホームページ
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