今年は、例年になくイノシシやサルが人里近くに出没しています。
民家の近くなどでイノシシやサルに出会ったときには、次のことに注意してください。
イノシシに出会ったら
イノシシは、もともと臆病な動物なので、普通の状態のイノシシは人に出会っても襲いかかってくることはほとんどありませんが、イノシシが興奮しているとき(牙を鳴らしているとき、毛を逆立てているときなど)には注意が必要です。
イノシシには近づかないでください
- 遠くでイノシシを見つけた時は、そのままイノシシから見えないところに離れてください。
- 小さな子どものイノシシでも、近くに母イノシシがいるので近づかないでください。
イノシシに出会ったら、落ち着いて行動してください
- 普通の状態(人を気にしないでゆっくりと歩いている、エサを食べている など)のイノシシと出会ったら、慌てて走り出したりせずに、落ち着いて、速やかにその場から立ち去ってください。
- イノシシの進路(通り道)はふさがないでください。
イノシシを刺激しないでください
- イノシシと出会ったときに、大声を出したり、イヌをけしかけたり、物を投げたり、棒で追い立てたりすると、イノシシが興奮して人を襲ってくる可能性もあるので、イノシシを刺激しないでください。
※イノシシが興奮した状態とは、牙を鳴らして音を出している、毛を逆立てている、慌ただしく走り回っている、地面を脚で引っ掻いているときなどです。 - イノシシがケガをしているときや、迷って住宅地等に入り込んだときには、興奮している可能性が高いので、イノシシを見つけたら速やかに安全な場所 (ブロック塀の裏や家の中など、イノシシから見えないところ)へ避難してください。
イノシシにエサを与えないでください
- イノシシにエサを与えると、民家の近くに居着いてしまう可能性があるので、小さな子どものイノシシでも、エサは絶対に与えないでください。
- 民家の近くにイノシシのエサとなる野菜くずなどを放置すると、イノシシのエサ場になってしまう可能性があるので放置しないようにしてください。
サルに出会ったら
一般的に野生のサルは、こちらから何もしなければ襲ってくることはほとんどありません。
サルに出会ったときには、おどかしたり、刺激しないで落ち着いて、その場から立ち去ってください。
サルには近づかないでください
- 野生のサルはペットと違い人に慣れていませんので、むやみに近づくと襲われることがあることから、遠くでサルを見つけた時は、そのままサルから見えないところに離れてください。
サルに出会ったら、刺激せずに落ち着いて離れてください
- サルと出会ったときに、大声を出したり、物を投げたり、棒で追い立てたりすると、サルが興奮して人を襲ってくる可能性もあるので、サルを刺激しないでください。落ち着いて、速やかにその場から離れて、安全な場所に立ち去ってください。
- 目線を合わせないでください。サルと目線を合わせると威嚇されたと思い、人が視線をそらせたときに襲う場合があります。サルの目を見ないでください。
サルにエサを与えないでください
- エサを与えることにより、人を怖がらなくなり、人に慣れてしまうと、家に侵入してくるなど地域全体に被害が発生する恐れがありますので、エサは絶対に与えないでください。
詳しくは、下記手引きをご覧ください。
「イノシシやサルに出会った場合の対応の手引き」(PDF:527.4キロバイト)