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第119回有田国際陶磁展ポスターコンクール受賞者

最終更新日:

ポスターテーマ【躍進】

最優秀賞

石橋 由菜 さん

「躍進」というテーマを聞いて今年の十二支であるうさぎが一番に思い浮かびました。なので、コンセプトは「夜空高く舞い踊るうさぎ」です。後ろの大きなお皿は月をイメージし、クレーターの中にある青海波は世界中で陶磁器が愛され続けますようにと願いをこめて、大きさや形がちがう千鳥は個性とはんえい、背景の星々は作品の一つ一つ、作者の一人一人の織りなす国際陶磁展という大空をイメージ。全体で統一した青は伝統的な呉須をイメージし、配色しました。そして、一番前に踊る陶磁器のうさぎはさらに発展していく陶磁器の世界を表現しました。

優秀賞

川本 竜一さん

「躍進」するために大事なことは、経験の積み重ね・ヒラメキ・勢いの三つを思いつきました。それをとび魚で表しました。経験の積み重ねは、とび魚の尻尾から頭まで、私が実習で習った順の技術を使用して表現、ヒラメキはとび魚が持っている光り輝く器で。勢いはとび魚の動きと円で描いた波で表現しています。全体的に赤を使っていて燃え上がるような炎の勢いと、焼き物を焼く炎も表しています。

中島 瑞樹さん

この作品は有田焼と2次関数をイメージして作りました。2次関数は原点から無限に急激に伸び続けるので、「躍進」というテーマに非常に合っていると感じました。そして、有田焼を表現するために放物線を壺の輪郭にしました。色は、背景は有田焼の美しい白色をイメージして、グラフの目盛りの部分は五彩手を意識しました。2次関数は数学なので、海外の方にも意図が通じるというねらいもあります。

山口 恵実さん

「躍進」というテーマに沿って、焼き物の表現の幅の広さと発展を噴水にして表現しました。私は水が自由に決まった形がなく、容器に合わせて変形するイメージを持っています。そこが自由な表現ができ、時代によって様々な使い方ができる陶磁器と似ていると思っていました。配色は陶器で伝統的な色の呉須色をイメージし、青系統で水をぬり上げました。アクセントに陶器でよく使われる赤も加えました。背景は水を映えさせるように落ち着きのある色に噴水の水がたまる所を表現し、循環して何度でも躍進していける所も表現しました。

審査員総評

審査長 百田真平


今回のテーマは、『躍進』
有田を含めた窯業界全体、原画を描いてくれた佐賀県立有田工業高等学校の生徒たち、そして有田国際陶磁展のさらなる発展を願って設定された。
生徒それぞれがテーマを自由な発想で解釈し、今持てる技術を総動員した可能性にあふれる作品が出揃った。特に入賞した作品はポスターとして文字を入れた時に人目を引きつけるデザインを構成出来ているものが選ばれた印象である。
入賞した作品と入賞を逃した作品に大きな差があるわけではなく、入賞を逃した作品にも面白いアイデアが多く見られた。デザインの詰めや仕事の丁寧さのわずかな差が明暗を分けたが、どの作品も今後の飛躍を予感させる出来であった。

最優秀賞に選出された作品は、「月に向かって跳ぶうさぎ」をモチーフに染付を想起させる色使いで素直な表現がなされていて、エネルギーを感じさせる構図が評価され審査員の票を集めた。

 

審査員                              
百田真平(有限会社弥源次窯 取締役)                  
江口佳孝(佐賀県窯業技術センター 専門研究員)           
 カルロ・クローパット(デザイナー:スイス)             
タマール・モーゲンドルフ(アーティスト:イスラエル)

審査風景

 

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