2019年12月18日
子宮頸がん予防ワクチンは世界保健機関(WHO)が接種を推奨し、多くの先進国では公的接種とされています。子宮頸がん予防ワクチンは、子宮頸がん全体の50~70%の原因とされる2種類(16型、18型)のヒトパピローマウイルス(HPV)に予防効果があります。16型・18型HPVの感染やがんになる過程の異常(異形成)を90%以上予防できたとの報告があり、これに引き続いて起こる子宮頸がんの予防効果が期待されています。
現在、国では子宮頚がん予防ワクチンの接種を積極的にお勧めすることは取りやめています。しかし、産婦人科学会・小児科医会では、子宮頸がんの発症予防にはとても効果的なワクチンであるため、接種をお勧めしています。特に佐賀県は子宮頸がんの死亡率が高いため、大変重要なワクチンであるといえます。
ぜひ、お近くの産婦人科・小児科の医師にご相談ください。
接種に当たっては、ワクチンの「意義や効果」と「接種後に起こりえる症状」について確認し、検討してください。
●詳しくは、厚生労働省ホームページでご確認ください。
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou28/