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第110回 第1部美術工芸品・オブジェ 受賞作品

最終更新日:

第110回 第1部美術工芸品・オブジェ 受賞作品

1 位・文部科学大臣賞

白磁鉢(中村 清吾)

2 位・佐賀県知事賞

Rin(畑石 修嗣)

3 位・有田町長賞

切り継ぎ-層-(森山 寛二郎)

佐賀県陶芸協会賞

萩掛分窯変花器(木村 幸子)

朝日新聞社賞

線彫向日葵(長野 惠之輔)

熊本放送賞

鉄黒重釉窯変鉢(熊谷 智久)

佐賀県商工会議所連合会賞

月下美人陰刻鉢(川崎 精一)

佐賀新聞社賞

光の方へ-VII(田中 忍)

サガテレビ賞

練上焼締八角組鉢「波文」(草場 勇次)

陶業時報社賞

象嵌草花紋大鉢(立井 清人)

西日本新聞社賞

相聞歌(中村 伸子)

日刊工業新聞社賞

綴る(神田 樹里)

日本経済新聞社賞

擁(神田 和弘)

読売新聞社賞

萩粉引呉須波線刻文壷(上田 敦)

 

第110回 第1部美術工芸品・オブジェ 審査員紹介

  • 唐澤 昌宏 (東京国立近代美術館工芸課長)
  • 神農 巌 (日本工芸会理事)
  • 叶 道夫 (日展会員・日本新工芸家連盟理事・京都市立芸術大学教授)

第110回 第1部美術工芸品・オブジェ 審査講評

第1部 審査長 唐澤 昌宏

 歴史と伝統、さらには多くの方々に支えられてきた九州山口陶磁展が、今年で第110回を迎えた。これまで多くの優れた作家を輩出してきた重みを、応募されてきた作品を見て実感した。

 第110回展は、117人から124点の応募があり、80点が入選した。応募数では、昨年より36人、作品では39点減り、入選作品もそれに比例するように12点減った。

 しかし、入選率を比べるとやや高くなった。応募作品が減った要因として、今回は応募の範囲を九州山口地区に限らず、全国規模にしたことで、作品のレベルが上がるだろうと予測して、応募を控えてしまったのではと思われる。

 入選作品を観てみると、あらためてそのレベルの高さに驚かされた。そして、会派に関係なく同じ土俵の上で作品を観ることができ、また作品の傾向も実に広く、器からオブジェまであり、この公募展の意義が見えてきた。地域的な傾向があるかもしれないが、オブジェ系の作品数が少ないように感じた。しかし、作品のレベルは劣ってはおらず、どちらかといえば一定の水準以上のように思われた。また、器の作品も、伝統的な姿を見せるものから、器の姿を借りた造形とでもいえるような、ある意味、時代をとらえた作品といえるものまであり、この公募展の凄みを感じた。

 文部科学大臣賞を受賞した中村清吾の《白磁鉢》は、素材の特性と自身が持つテクニックとのせめぎ合いが生んだ意欲的な作品である。曖昧な中でのイメージ化ではなく、器と造形、そして独特の質感とが相まって、確固とした存在として見せていた。佐賀県知事賞を受賞した畑石修嗣の《Rin》と、有田町長賞を受賞した森山寛二郎の《切り継ぎ-層-》は、周到なフォルムの構築が目を惹いた。器やオブジェといった狭い考え方ではなく、あらためて陶造形の可能性を強く感じさせた。これら上位3点は、いずれも若手と呼ばれる作家が生み出したものである。そこにはしっかりとした作品に対する考えとともに、新しい何かを摑み取ろうとする意欲と勇気を強く映し出していた。こういった作品が刺激を与え、歴史ある公募展のさらなる発展を担っていくものと期待したい。

第110回 第1部美術工芸品・オブジェ 入選・入賞者一覧

 クリックするとPDFデータで閲覧できます。

第110回 第1部美術工芸品・オブジェ 県別出品数内訳

項目 山口 福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島 沖縄 全国 合計
出品
者数
12 16 71 5 5 1 1 4 1 1 117
(17) (23) (83) (10) (7) (1) (2) (6) (4) (153)
出品
点数
14 17 75 5 5 1 1 4 1 1 124
(20) (25) (87) (10) (8) (1) (2) (6) (4) (163)

( )内は前回分

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