施設概要

有田町歴史民俗資料館は昭和53年(1978)に、有田焼の原点ともいえる泉山磁石場に隣接して開館しました。館内には、江戸時代、皿山会所から下附された「釜焼名代札」や各種の職人札、あるいは有田焼を製造する際に使用した道具類や文書類を展示しています。 現在は年に1回の企画展を開催し、また、年4回の「館報 季刊皿山」を発行して、有田町や有田焼の歴史、昔の事柄などを紹介しています。 |
|
当館の『展示ガイドブック』の英語版を作成しました!
英語版は無料で全文公開しています。
↑英語版は上記画像をクリックしてください。The English version of the Museum Guidebook is open to the public.Please click the image above.
※日本語版の『展示ガイドブック』は300円で販売しています。詳しくは販売物一覧 その他の書籍
をご覧ください。
所在地・開館時間
所在地: 〒844-0001 佐賀県西松浦郡有田町泉山1-4-1
開館時間:午前9時〜午後4時30分
休館日
年末年始(12月29日〜翌年の1月3日)
※その他、企画展前後の展示替え作業のため、臨時休館する場合があります。
常設展入館料
入館料 大人 | 個人:120円、団体(20名以上):80円 |
---|
高校生以下 | 無料 |
---|
※有田焼参考館も見学できます。
※障害者手帳をお持ちの方は、本人様と同伴の方1名が無料になります。手帳をご提示ください。
※企画展・特別展の際は、入館料が変更になる場合があります。
展示解説
館内の様子
付属施設「赤絵窯」と「唐臼小屋」の紹介
赤絵窯

登り窯などで焼成した白磁、染付、青磁などの製品は、それで製品となるものもありますが、さらにその上に赤や緑、金などの色絵を施すために再度窯に入れて焼きます。
この窯は赤絵窯(または錦窯)と呼ばれ、赤絵屋(上絵付け業者)がそれぞれに所有していました。現在、有田町歴史民俗資料館の入口にある赤絵窯は移設復元したもので、燃料は薪を使って焼成していたころのものです。
唐臼小屋

赤絵窯に隣接して復元されているのが唐臼小屋です。唐臼は流水を利用して陶石を砕いて粉末にする装置です。本来、川べりに設置され、江戸時代は窯焼き(窯元)しか所有できないものでした。明治40年代ごろになると流水を利用した粉砕から蒸気などの動力機械に代わっていきました。
現在、白川の有田小学校近く、天狗谷窯跡の西側に復元された唐臼小屋は、スイッチを入れて動く装置になっています。